夜の電車

 夜の電車は好きだ。平日21時以降の電車は空いていることもさることながら乗客の目が高確率で死んでいる。21時まで仕事や勉強をして「明日もあるのか」などと考えながら電車に揺られる帰路はどんなに虚しいことか。この電車を取り巻く負の感情はある種の一体感を生み、「自分だけではないのだ」という気持ちにさせてくれる。協調性の欠片もない人間でもやはり仲間は欲しいものなのである。

 

 

 

 

 

まあ、金曜夜の電車は嫌いなんだけども。