夏は嫌いだ。暑い。冬は着込めばなんとかなるが、夏はそうもいかない。せいぜい脱げて1.2枚程度だし、街を全裸で歩いてもいいという許可がでたとしても暑さは変わらないだろう。

それに「夏は外に出なければ」という一種の焦りのような物も感じる。冬は家から出なくても当然のような空気感があるが、夏はそうもいかない。その結果夏の間だけランニングをしてみたり自転車で60キロ程走ってみたりするのだ。当然夏以外運動しないのだから、体は悲鳴をあげる。日頃の怠惰が成せる業である。

 早く夏が終われと祈りつつ、9月も終わりに差し掛かると、少し夏が恋しくなる。嫌よ嫌よも好きのうちとはこのことなのだろうか。