寛容であることと期待しないこと
世界一優しい人は「世界一周りに期待していない人」だと思う。
ここ数ヶ月自分の周りで様々なことが起こり、情緒が不安定になった結果、些細なことで苛立ちを覚えたこともあった。
だが周りに期待しなくなってからは苛立ちを覚えることが少なくなった。要するに怒りや苛立ちは自分の期待・要望と現実との乖離が生み出すものであり、何も望まず、全てを受用すれば必然的に怒りは覚えなくなる。
故に強欲で周囲に結果を求める人間は怒りやすい傾向にあり、無欲で全てを受用する人間は周囲からは「寛容である」という評価を得る。
寛容であることは良いことのように思えるが、その実内面は植物と何ら変わりないと言える。
要するに周囲から「優しい人」と評価される人間は遠回しにつまらない人間であると思われているのだ。
だから他人に優しくして内面にストレスを溜め込んでいる人に言いたい。
お前がどんなにストレスを溜めて他者に都合の良い人間を演じても誰もお前に対して興味も持たないし気に留めることすらないのだ。他人の都合の為に生きるな、自分の為に生きろ。
それができなければ周囲に何も期待しないことである。